2012年3月1日木曜日

ライブ・エレクトロニクス初体験

ライブ・エレクトロニクスのパフォーマンスというものに
「実演」で初めて接した。

トーキョーワンダーサイトにアーティスト・イン・レジデンスとして来日・滞在していたメキシコの作曲家・音楽家、アレクサンドラ・カルデナスの新作初演のステージ。

■アレクサンドラ・カルデナス新作初演
[2012年3月1日(木) トーキョーワンダーサイト渋谷]

ライブ・エレクトロニクスの「演奏」といっても、
今までこのジャンルに接する機会がなかったので、
今一つピンとこなかったが、
要は、パソコンでプログラミングしながら「音」を作りだしていく「演奏」。

プログラム最初の「ライブ・コーディング・セッション」では、
コンピュータに打ち込んでいるプログラミングの「記号」が
背後の白い壁面に投影される。
即興「演奏」している彼女の姿はというと、
演奏家というよりも、
オフィスでパソコンに向かう美しい女性そのもの。
従来の演奏とは全くことなる「演奏風景」だ。
これはこれで、面白い。

続いては、共演者に、箏の吉村七重とリコーダーの鈴木俊哉を迎えて、
それぞれのソロと二人の二重奏。
コンピュータによる最新の「音」と、
和と洋の古典的な伝統楽器のコラボだ。
実験・前衛・同時代の曲目の中にあって、
箏の古典、八橋検校の「乱」の「斬新さ」がとても印象的だった。

他には、サルヴァトーレ・シャリーノのリコーダー・ソロの曲と、
望月京の箏とリコーダーのための曲。

そして、最後はレジデンス・アーティストとしての成果発表、
箏とリコーダーとライブ・エレクトロニクスの「三重奏」で
新作初演。
タイトルは、「FLOW/NAGARE/流れ」。
こちらのライブ・エレクトロニクスの「演奏」は、
実際の楽器の箏とリコーダーの「影」に隠れてしまったようで、
もう少し突っ込んだパフォーマンス性があってもよかったかな?

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