「さんまは目黒に限る」じゃないが、
やっぱり、オルガンは教会で聴くに限る。
ヨーロッパを旅していると、古くからある教会で行われるオルガン・コンサートに出くわすことがよくあり、そういう機会には、出来るだけ足を運ぶようにしている。
なぜなら、コンサートホールにどんなに「立派な」パイプオルガンを設置しても、「ヨーロッパの古い教会」だけは日本に持って来られないのだから・・・。
今回の旅行でも、プラハの街でオルガンのコンサートがあることを知った。
場所は、旧市街からカレル橋を渡った、プラハ城の「麓」みたいな地区「マラー・ストラナ」にある、聖ミクラーシュ教会。
中に足を踏み入れた瞬間、その装飾の美しさに目を奪われる。
そしてここのパイプオルガンは、モーツァルトが1787年に演奏したことでも知られていて、今でもちょっと遠目にその楽器を見ることができる。
コンサートで使用したオルガンは、祭壇に向かって左側のバルコニーに設置された別のオルガンだったが、モーツァルトが目にした教会内部の「景色」を同じように見ながら聴くオルガンの響きは格別だった。
プログラムは、オルガンとトランペットの組み合わせで、二重奏とオルガン・ソロが交互に組み合わされた構成。
シャルパンティエにはじまり、ブリクシBrixiやヴァンハルVanhalといったチェコの作曲家、J.S.バッハやヘンデル、ブクステフーデなど盛りだくさん。
もちろん、モーツァルトの作品も2曲(Kv.153とKv.154のフーガ)、演奏された。
オルガンはJosef Ksica、トランペットはJosef Zamecnik。
観光客を対象とした1時間程度のコンサートだが、オルガンの柔らかな響きとトランペットの直線的な響きが教会の中で心地良く融和し、心癒されるひとときだった。
ヨーロッパを旅する機会があったら、教会でのオルガンコンサートは要チェックですよ。


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