2011年9月19日月曜日

ザンデルリンクが亡くなった

今朝、インターネットや新聞に指揮者クルト・ザンデルリンクの訃報が乗っていた。
ベルリンで死去。98歳だったそうな。
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201109180397.html

ザンデルリンクの指揮は、かつて2回接している。
読売日本交響楽団を指揮した次の演奏会。

1978年9月22日 日比谷公会堂
読売日響 第145回定期
ベートーヴェン:交響曲第1番
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

1978年10月17日 日比谷公会堂
読売日響 第146回定期
ストラヴィンスキー:三楽章の交響曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
  (ピアノ独奏はアルド・チッコリーニ)
シューマン:交響曲第4番

会場が日比谷公会堂だったせいもあるだろうが、硬質で堅牢な演奏だった印象が残っている。
それは、彼がドイツからソ連に移住し、レニングラード・フィルの常任になったこととも関係するかもしれない。西欧やアメリカの音楽ビジネスとは無縁の社会主義的環境で、ひたすら音楽にのみ向き合っている質実な巨匠・・・といったイメージだ。

その後、何度かとも来日したようだが、実演を聴いたのはこの2回のみ。
シュターツカパレ・ドレスデンとの来日演奏会を録音したチャイコフスキーの交響曲第4番のCDを聴きながら、静かに追悼するとしよう。

そうそう、父の遺品には、レニングラード・フィル初来日公演(1958年!)のプログラムがあって、アレクサンドル・ガウク、アルヴィド・ヤンソンスとともに、クルト・ザンデルリンクの名前が載っている。
ちなみにソリストはロストロポーヴィッチ。

ザンデルリンク指揮によるプログラムは2種類。
ひとつは、
チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」
プロコフィエフ:チェロ協奏曲(「ロストロポーヴィッチに捧ぐ」とあるからおそらく第2番の方)
ブラームス:交響曲第4番

もうひとつは、
ラフマニノフ:交響曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第5番

という、なかなか骨のあるプログラム。
演奏会場は、「新宿コマ劇場」だって・・・。時代だねぇ・・・。

また一人、真のマエストロがいなくなってしまった。
合掌。

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