■アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、N響定期
[2011年5月18日(水) サントリーホール]
今回のN響B定期(第1702回定期)は、オール・ロシア・プロ。
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ:交響的舞曲
というもの。
指揮は、アレクサンドル・ヴェデルニコフ
ピアノは、シモン・トルプチェスキがキャンセルになって、
替りにアレクサンドル・メルニコフ。
(曲も、チャイコフスキーの第2番から第1番に変更)
二人のアレクサンドルによる、お国ものプログラムだ。
冒頭の「ルスラン~」は、とても豪快な演奏。
会場が一気にロシアの空気で満たされたよう。
次のチャイコフスキーのコンチェルトは、一転して甘~いお菓子のよう。
確かにピアノ・コンチェルトの名曲(というか有名曲)なことは確かだが、
久しぶりに聴くと、聴いていて恥ずかしくなるくらい、甘美なチャイコ節が満載。
それを二人のアレクサンドルが、甘いところは徹底的に甘く、
ロシアの一流ホテルのケーキ職人のように(行ったことはないけれど・・・)
描いていく。
後半のラフマニノフは、なんだかつかみどころのない曲だったなぁ。
聴くのは初めてじゃないけれど、どうも聴いていて今一つ曲にのりきれないのだ。
(これは、ラフマニノフを聴くときにいつも感じること・・・)
「交響的舞曲」というタイトルから連想されるように、
たとえばベートーヴェンの第7交響曲のような「舞踊の聖化」かというと、そうでもないし、
何かを描いている標題音楽というわけでもない。
甘いのか、豪放なのか、繊細なのか、広大なのか・・・・。
ひとことで言ってつかみどころがないのである。
まぁ演奏は、オケもよく鳴っていたし、良かったけれどね。
ヴェデルニコフの指揮は、ロシア人らしく豪快で闊達。
今度は、ロシア物でないプログラムで聴いてみたいな。

0 件のコメント:
コメントを投稿