最近、街なかのカフェで仕事をしたり、本を読んだりすることが多い。
打合せや用事の場所にもよるが、この街ならこのカフェ、と、だいたい快適に過ごせる店というのはチェック済み。
当然、パソコンの電源の有無なんかも重要なポイント。
見ていると、営業と営業の間なのだろうか、スーツに身を包んだビジネスマンなんかも、結構長時間過ごしている。それも、ぐったりと居眠りなんかして・・・。
人は、一日に何時間くらい、仕事をするものなんだろうか・・・?
それも、ただ事務所にいるだけでなく、本当に頭と体がフル稼働して、
充実して「自分の仕事」をするというのは・・・。
まぁ、職種や立場にもよるだろうが、そんなにも長くはないはずだよね。
どうです皆さん?
そんなことを考えているときに出会ったのが、この本。
タイトルの上には、「誰もが幸せになる」とある。
原題は「Lettere della Kirghisia(キルギジアからの手紙)」。
著者は、シルヴァーノ・アゴスティ Silvano Agosti。
2005年イタリアで発表され、ベストセラーになった本だ。
キルギジアという、アジアのどこかの架空の国にやってきた西欧人の「僕」。
この国では、どんな職場でも、一日に3時間以上働く人はいない。
人間らしさを尊重する社会であるために、「時間」というものが大切にされ、
そこから生まれたゆとりある時間を活用することで、教育問題も医療問題も解決してしまう。政治問題だって家庭問題だって・・・。
そこで見聞きした感動を「手紙」という形で本国の友人に知らせるのだ。
荒唐無稽なお伽話のような国かもしれないが、
そこには行き詰まりきってしまい、打開の道が見いだせない欧米型現代社会(日本も含めて)の矛盾を解決するための、重要なヒントが含まれているようだ。
政治も経済も、電力問題も、すべてに行き詰まり感が漂うアジアのどこかの実在の国の人たちも、
お伽話だと思って読んでみるといいですよ。
お伽話とか昔話の中には、けっこう「真実」や「解決法」が隠されているものです。


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