2011年2月16日水曜日

ジョナサン・ノット讃

■ジョナサン・ノット指揮、N響定期
[2011年2月16日(水) サントリーホール]

イギリス人指揮者ジョナサン・ノットの指揮を初めて体験。
いままで何となくあまり注目していなかった指揮者だったが、いやあ実に楽しめました。

どんな音楽にしたいのかのイメージが素直に的確に指揮姿から見えて、ストレスなく音楽が楽しめる。
オペラと現代音楽、それにオーケストラで叩き上げてきた人だが、嫌味なところが全くなく、音楽がノビノビとしている。
素晴らしい才能ですよ、この人は!

プログラムは・・・
ペルト:ベンジャミン・ブリテンはの追悼歌
ドルマン:フローズン・イン・タイム(日本初演)
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番

ドルマンの曲は、いわゆるパーカッション協奏曲。
マルティン・グルービンガーという若手パーカッショニストが、マリンバやヴィブラフォン、ドラムやジャンベといった様々な打楽器群を、暗譜で「カッコ良く」演奏。
打楽器というのは、本当に視覚的にも楽しめる楽器だが、その「ノリ」の良さがオケや客席にも伝わって大喝采!
面白い音楽体験でした。

ロッシーニの「ウイリアム・テル」序曲のメロディーがパロディ的に何回も現れるショスタコーヴィチ最後の交響曲。
ショスタコーヴィチが、こういう曲を生み出した「ソ連」という国家体制。
その中での音楽創作。
その中での音楽家としての人生。
現代日本の安穏とした日常からは想像もつかないような、苦労や苦悩があったんだろうなぁ・・・。
今一度、ショスタコーヴィチ本でも読んでみるか・・・。

それにしても、今日の収穫は、ジョナサン・ノットとドルマンの曲でした。
Bravi!

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