2011年2月14日月曜日

さすがカリスマ・ゲルギエフ

■マリインスキー・オペラ特別コンサート「トロイアの人々」
[2011年2月14日(月) サントリーホール]

現代のカリスマ指揮者ゲルギエフが率いるマリインスキー・オペラの来日公演。

「影のない女」と「トゥーランドット」によるオペラ公演の間に、特別コンサートが3種類。
ベルリオーズの「トロイアの人々」、ワーグナー・プロ、そしてロシア・プロ。
これだけのボリュームの企画を全部一人で指揮してしまうゲルギエフもすごいが、それに付いていくマリインスキー・オペラの底力にも脱帽!

1部・2部あわせて4時間はかかる大曲のため、滅多に実演に接する機会がなく、全曲上演は日本初演となる「トロイアの人々」の公演に目をつけ、前売り早々にチケットを予約して出かけてきました。
ところが、ホールの客席に入ってびっくりした・・・というか、あきれた。
これだけ充実した音楽イベントなのに、入りが悪い!
悪すぎる!!
半分ちょっとといった感じかな。60~65%といった入場率。スポンサーがらみと思しき招待客もいたようだから、チケットの実売としてはもっと低かったのかも。

今をときめくゲルギエフが、渾身・充実のプログラムで東京公演をするというのに、この入りは情けないよなぁ・・・。
東京にはもはやこうした公演の「意義」がわかる文化芸術愛好者が少なくなってしまったのかなぁ・・・。
「低料金で身近に楽しめる」なんていう公演ばかり多くなってしまって、こういう世界的で、本格的で、超一流のイベントに手が出なくなってしまっているのかなぁ・・・。
だとしたら、公共ホールなんかが矢鱈と催す、「地域の文化振興のための」なんていう事業はこりごりだね・・・。

う~む・・・・・・
職業柄、いろいろあれこれ、考えさせられてしまった音楽会でした。

そうそう、演奏はそりゃあもう素晴らしかったですよ!
ゲルギエフのきびきびした音楽運びも素晴らしいし、ドラマが音楽にのって面白い。
歌手や合唱のアンサンブルも素晴らしい。
オケも最後まで体力を持続させて、余裕のパフォーマンス。

さすがカリスマ・ゲルギエフ!
天塩にかけて育てているマリインスキー歌劇場の見事なパフォーマンスを堪能させていただきました。

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