■シエナ・ウインド・オーケストラ結成20周年記念コンサート
[2011年1月8日(土) サントリーホール]
佐渡裕指揮によるシエナ・ウンイド・オーケストラの演奏会には、いつも元気をもらえる。
結成20周年記念コンサートの東京公演は、「カルミナ・ブラーナ」一曲のみ。
しかも、朗読を入れて、ケレン味たっぷりに演奏。
「ケレン」は、歌舞伎の世界で猿之助や勘三郎なんかが、本水や宙乗り、早替りなんかを交えながら、面白く、スピーディに見せる舞台のときに使われる用語だが、佐渡&シエナの演奏会も、まさにケレンの極致。でも、ケレンだからといって、決して表面的効果ばかりを狙った中身のない演奏というのではない。こんなにも全体の構造がはっきりわかって、面白く聴けた「カルミナ・ブラーナ」は、これまでに経験がない。
そして、客席を埋めた聴衆の、なんとノリのいいこと。
会場全体が、張りとノリに満ちている、そんな演奏会でした。

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