2010年11月2日火曜日

ネルソンスが熱い!

■アンドリス・ネルソンス指揮、ウィーン・フィル
[2010年11月1日(月) サントリーホール]

ウィーン・フィルの来日公演の初日。
いま話題の指揮者、アンドリス・ネルソンス指揮を初めて聴いた!

ラトビア生まれの33歳。
体格が大きく、表情は明るくおおらか。
指揮もエネルギッシュで、やりたいことが明確に伝わっている。
名門ウィーン・フィルを、ある時は煽りたて、ある時は心地よく流しながら、表情豊かなど堂々たる演奏を披露。
久しぶりに聴くウィーン・フィルの実演を大いに楽しませてくれた。

プログラムは・・・・
モーツァルト:交響曲第33番
トマジ:トロンボーン協奏曲(独奏:ディートマル・キューブルベック)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

それにしても、カラヤンやベームと来日していた頃と違い、ウィーン・フィル来日公演の様子も随分と変わってきたもんだ。毎年のように来日しているから、もはや名門ウィーン・フィルを東京で聴くことに特別な感慨など不要になってしまったかのよう。その昔、カール・ベーム指揮の東京公演に出かけた時なんか、それはそれは異常なまでに精神が高揚していたもんで、客席も「一音たりとも聴き逃すまい」というような緊張感が充満していたもんだ。
それに比べ、なんと平静な雰囲気であったことか。
東京の音楽シーンの充実ぶりに、改めて感心。

アンコールには、「美しき青きドナウ」なんてものはややらず、ブラームス(ドヴォルザーク編曲)の「ハンガリー舞曲第20番」という、ちょっと変わった趣向。新世界交響曲がウィーン初演された際に、ブラームスとドヴォルザークが客席で並んで聴いたというエピソードを連想させ、心憎い選曲だ。

アンドリス・ネルソンスは来年の「東京・春・音楽祭」で、ワーグナーの「ローエングリン」を振りに再びやってくる。これは絶対に聴きものですよ!

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