2010年8月7日土曜日

ショパンの音

■クラシカル・プレイヤーズ東京 演奏会
[2010年8月6日(金) 東京芸術劇場]

有田正広率いる「クラシカル・プレイヤーズ東京」の演奏会に出かける。
この日のメインは、ショパン時代の楽器でショパン自身も愛用したといわれる「プレイエル」のピアノを使用してのショパンの「ピアノ協奏曲第1番」。ソリストは仲道郁代。

単に独奏楽器がショパン時代のものというだけでなく、オーケストラの方も、ピアノとかぶる部分はtuttiではなく各パートのsoloだけでコンチェルト・グロッソ風に演奏するという「凝りよう」。

いつもは華やかに響き渡るショパンのコンチェルトが、作曲された当時を彷彿とさせるサロン風で内省的な響きとなって繰り広げられていく。
ああ、ショパンはこういう音を聴きながら、音楽を作っていたんあなぁ・・・。
ショパン・イヤーに相応しい、面白い音楽体験でした。

他には、ヴィヴァルディの「四季」から『夏』、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲と交響曲第40番の第一楽章、それにベートーヴェンの響曲第7番の第一楽章という名曲つまみ食いプログラム。
基本的にはこういうプロはあまり好きじゃないのだが、この暑い夏の真っ盛りには、深刻ぶることもなく却って聴きやすいのかも。
有田氏によると、交響曲の楽章を分割して、間にアリアやコンチェルトを挟む、かつてのプログラミングを参考にしたのだとか・・・。これも歴史考証から出た一例。

ただし、18時半の開演で、終演は21時15分すぎ。早く終わるのかと思っていたら、むしろ長めの演奏会になってしまってた。

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