2010年7月15日木曜日

面白いってのが大事

■読売日響第495回定期演奏会(シルヴァン・カンブルラン指揮)
[2010年7月14日(水) サントリーホール]

先週のハイドン、ヴァレーズ、マーラーというプログラムのコンサートが至極「面白かった」ので、2週連続でカンブルランが指揮する読売日響の演奏会に出かけた。
今回のプログラムは純正「フランス物」。

フォーレ:「ペレアスとメリザンド」
メシアン:鳥たちの目覚め
ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
デュテュー:5つの変遷

メシアンとドビュッシーでのピアノ独奏は児玉桃。

ね、面白そうでしょ?

カンブルランという指揮者、コンサートを「面白そうに見せる」才能が抜群の人だ。
単に名曲を並べるだけじゃなく、プログラムの構成や流れのなかに、さりげなくストーリーやコンセプトを織り込み、舞台表現者として何かを主張しようとする。こちらは、その主張を受けて「なるほど~」と思ったり、「どれどれ?」と好奇心を抱いたりして、ホールに足を運ぶ。
表現者と聴衆・観客の関係は、これが基本だと思うんだがなぁ~。
それに、プロのアーチストなら、自分の表現に興味を持ってもらうってことは芸術活動をする上でとても大切なことだと思う。
でも、これができる人ってのが、なかなかいないんだなぁ。

そして、その「面白そうでしょ?」と考えたことが、見て聴いて本当に「面白い!」と楽しませてくれる。
これはもう、かなり高度な表現力を持った魅力あふれるプロですよ。

マエストロ・カンブルランは、この「面白そうに見せて」本当に「面白い」、プロのアーチストだ。
あまり一般受けしないメシアンやデュティユーを入れたプログラムで、これだけお客を楽しませてくれるのだから。

カンブルラン時代の読売日響、これからも面白そうなコンサートで大いに楽しませてほしい。

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