■METライブビューイング アンコール上映「魔笛」
[2010年7月19日(月・祝) 東劇]
オペラな三連休、締めはMETライブビューイング2006-2007シーズンから「魔笛」のアンコール上映。
当時はまだMETのライブビューイングにそんなに嵌っておらず、観ていなかった演目のひとつだ。
演出は「ライオンキング」のジュリー・テイモアー。
ミュージカル「ライオンキング」でおなじみの動物のアクションや造形はもちろん、夜の女王や3人の侍女、モノスタトスなどにも、ライオンキング的手法がふんだんに盛り込まれていて、それが「魔笛」の世界のファンタジックでミステリアスな世界とマッチして大成功!
何よりも、モーツァルトに「魔笛」を作曲させた産みの親で興行主、自らも鳥刺しパパげーノを演じたシカネーダーが現代に生きていたら、きっと真っ先に飛びついたようなショービジネスの才能に着目したのは、さすがMET。
そうそう、「魔笛」って“歌芝居(ジングシュピール)”だから、オペラというよりミュージカルだもんね。
理屈なんか抜きにして、楽しくなくちゃ!
「ライオンキング」の手法で「魔笛」を演出しようと企てたMETの発想もさすがだし、それを実現させてしまう創造力にも脱帽!
今回の上演、休憩なしの2時間ぶっ通し上演だが、こうすることによって、ザラストロの世界と夜の女王の世界のデコボコ感もなくなり、話がすっきりとした。これはなかなかいいアイディアかも。
指揮は音楽監督のジェイムズ・レヴァイン。
ドイツ語ではなく、英語による上演でした。

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